ワーホリ迷うなら行ってほしい

そんな思いで書きました

オーストラリアにきて本当に良かった!

社会人のワーホリの心得「準備・費用・注意点」


第1章:社会人こそワーホリに挑戦すべき理由(導入)

「社会人になってからワーホリって、正直遅いのでは?」 そんな不安を抱える人は少なくありません。しかし実は、社会人としての経験やスキルこそが、ワーホリをより濃く、実りあるものにしてくれます。社会人だからこそ得られる学びや価値があり、「一歩踏み出す勇気」がその後の人生に大きな影響を与えることも多いのです。

社会人がワーホリに挑戦する理由は、大きく3つあります。

1つ目は、「価値観をリセットできる」こと。日本の職場文化や常識に疑問を感じている人にとって、ワーホリは絶好のリセットボタンです。海外で生活すると、日本では当たり前と思っていたことが通じないどころか、まったく必要とされないことも多くあります。「上下関係を過度に気にする」「残業するのが美徳」といった文化は、海外ではむしろマイナスに働くことも。これまでの価値観を壊し、新しい自分の軸を見つける機会になります。

2つ目は、「人生の選択肢を広げられる」こと。ワーホリを経て「海外で働く」「フリーランスになる」「異業種に転職する」といった新たな道を選んだ人も多くいます。日本でのキャリアに縛られず、一度立ち止まって“自分が本当にやりたいこと”に向き合える貴重な期間となります。

3つ目は、「社会人経験が武器になる」こと。現地で働く際にも、社会人としての振る舞いや経験は大きな武器になります。実際に、私が出会った日本人の中には、レストランで即戦力としてキッチンマネージャーに抜擢された方や、日本での接客経験が評価されてホテルで採用された方もいました。若さよりも信頼感・責任感を重視する職場では、社会人のほうが圧倒的に有利な場合もあります。

筆者の知人で、都内の広告代理店に勤めていた女性(当時28歳)は、激務とストレスから「このまま定年まで働き続けるのか…」と疑問を抱き、退職してオーストラリアへ。現地では語学学校を経て、ローカルのカフェでバリスタとして働きながら生活。最初は英語での接客に戸惑ったものの、3ヶ月後には常連客との雑談もこなせるほどに。1年後の帰国後は、英語力と海外経験を活かして外資系企業に転職しました。「行って本当に良かった。勇気を出して、今までのレールから外れてみることの大切さを知った」と彼女は語っていました。

社会人だからこそ、ワーホリという選択がより意味を持ちます。自分の可能性を広げたい、人生を見つめ直したい、そんな思いがあるなら、今がその一歩を踏み出す時かもしれません。


第2章:まずは目標を決めよう【英語・貯金・やりたいこと】

ワーホリを成功させる社会人は、例外なく「明確な目標」を持っています。逆に、目標なしでなんとなく渡航した人は、高確率で途中で迷子になります。「海外で暮らしたい」という気持ちは大切ですが、それだけでは時間もお金も無駄になってしまう可能性が高いのです。

まず設定したいのが「英語力の目標」です。英語力をどこまで伸ばすのかで、現地でできる仕事の幅が変わります。英語がまったくできない場合は、ジャパレスやファームなど限られた職種にしか就けません。一方で、ある程度の会話ができれば、カフェやショップ、ツアーガイドなど、選択肢は一気に広がります。「TOEIC600点を目指す」「日常会話で困らないレベルまで伸ばす」など、具体的な数値やシチュエーションを目標に設定すると良いでしょう。

次に重要なのが「資金目標」です。初期費用として必要なのは、最低でも50万円。航空券や保険、住まいの初期費用などを考えると、渡航前にしっかりと貯金しておくことが必須です。「語学学校に通いたい」「車を買いたい」など希望がある場合は、さらに20〜50万円上乗せして考えておくべきです。生活費を含めたシミュレーションを紙に書き出してみると、よりリアルな金額が見えてきます。

最後は「やりたいことの目標」。これは最も重要かもしれません。あなたはワーホリで何を実現したいですか?

  • 英語が話せるようになりたい
  • 現地のカフェで働きたい
  • 観光地を旅しながら働きたい
  • 海外移住を見据えた下見をしたい

目標がはっきりしていると、選ぶべき都市、仕事、シェアハウスのスタイルまで変わってきます。そして、目標があることで、モチベーションも保ちやすくなります。紙に書いて貼る、スマホのメモに入れて毎日見る、といった「見える化」もおすすめです。

「英語」「お金」「目的」。この3つの軸をしっかり持って出発すれば、ブレないワーホリ生活が送れるでしょう。


第3章:英語力はどこまで必要か?準備と現実

「英語が話せないけど、ワーホリ行っても大丈夫かな?」 これは社会人がワーホリを考えるとき、必ずといっていいほどぶつかる不安です。

結論から言えば、英語が話せなくてもワーホリには行けます。ただし、現地での生活や仕事探しは“想像以上にハード”になります。英語力があれば選べる仕事の幅が広がり、収入や人間関係の面でも大きなメリットがあります。

私の知人Aさんは、英語力ゼロでオーストラリアに渡航しました。仕事は日系のレストランで皿洗い。最初の3ヶ月はずっとキッチンにこもり、ローカルとの接点はゼロ。「せっかく海外に来たのに、日本にいるのと変わらない」と嘆いていました。

一方、出発前に英語を猛勉強したBさんは、現地のカフェでバリスタとして働き、スタッフや常連客との交流を通じて生きた英語を習得。わずか半年でローカルの友人もでき、自信に満ちた様子で帰国しました。

英語力と職種の関係

英語力のレベルによって就ける仕事は大きく変わります。

  • 英語力ゼロ〜初級:ジャパレスのキッチン、清掃、ファーム作業、工場勤務
  • 中級(日常会話レベル):接客、カフェ、ツアーガイド、販売業
  • 上級(ビジネス英語):現地企業、コールセンター、専門職

やりたい仕事に就きたいなら、英語は“最低限の装備”です。

出発前にできる英語力UPの習慣

英語学習は続けることが何より大事。社会人でも無理なく続けられる学習法は以下の通りです:

  • オンライン英会話(DMM英会話、ネイティブキャンプ)
  • 映画・ドラマを英語字幕で観る(Netflixの『フレンズ』がおすすめ)
  • シャドーイングとディクテーションで耳と口を鍛える
  • 通勤中に英語ポッドキャストを聞く
  • スマホの設定を英語にする

語学学校に通うべきか?

語学学校は「英語を基礎から学びたい人」「最初の生活に不安がある人」におすすめです。特に最初の1ヶ月は語学学校+ホームステイで生活に慣れるのが安全な選択。ただし、語学学校は費用が高く、実際には日本人が多すぎて“英語を話さなくても生きられる空間”になりがちです。

語学学校を最大限活かすコツは、「日本人とはあえて距離を取る」「授業外でも英語を話す努力をする」こと。学校に通うだけでは英語は伸びません。自ら“話す環境”を作ることが何より大事です。


第4章:仕事が見つかるスキルとは?【土木・漁業・介護・工場など】

「英語に自信がないけど、働けるかな?」 そんな不安を持つ人にとって心強いのが、日本での経験やスキルを活かせる“専門職”や“体力系”の仕事です。

特に次のようなスキルや資格は、英語力に関係なく採用されやすいです。

1. 土木・建築・引越し業

  • フィジカルな仕事が中心。ローカルの建設現場は時給が高く、1日150〜200ドル稼げることも。
  • チーム作業なので最低限の英語力は必要だが、仕事を覚えれば片言でも通じる。

2. 農業・ファームジョブ(セカンドビザ対象)

  • ピッキング(収穫)やパッキング(仕分け)は定番中の定番。
  • 住み込みで出費が抑えられ、英語がほぼ不要。セカンド・サードビザ取得にも有利。

3. 介護・福祉・看護師

  • カナダやニュージーランドでは介護職が不足しており、日本の資格や経験が重宝される。
  • 英語力が一定必要だが、サポートのある施設もあり。

4. 工場・倉庫作業

  • ピッキング、梱包、ライン作業など、英語力不要な作業が多い。
  • 大手スーパーマーケットや通販倉庫で求人多数。

5. フォークリフト・運転系

  • 日本でフォークリフトの資格を取っておくと即戦力に。
  • 安全講習を英語で受け直す必要がある場合も。

経験がなくても大丈夫?

もちろん未経験OKの仕事もありますが、「日本で一度でも経験したことがある」「資格を持っている」だけで採用率はグッと上がります。事前に何らかの準備をしておくと、現地での就職活動が格段にスムーズになります。


第5章:実際に必要な費用【体験談ベース】

ワーホリにかかるお金は、“思っていたより高い”というのが大多数の感想です。ここではリアルな体験談をもとに、実際にかかった費用を具体的に紹介します。

体験者Aさん(27歳女性・オーストラリア)

  • ビザ申請費:5万5千円
  • 航空券(片道):10万円
  • 海外保険(1年):12万円
  • 語学学校(1ヶ月):18万円
  • 滞在先の初期費用:15万円(家賃+ボンド)
  • 初月の生活費:10万円
  • その他雑費(SIM・交通費など):3万円

合計:約73万円

備えとしての最低ライン

  • 生活費に困らず暮らすには、最低50万円が必要
  • 安心して学校+旅+仕事をしたいなら、80〜100万円が理想

「現地で働けばいい」と安易に考えていると、仕事が見つかる前に資金が底をつく…なんてことも。出発前の貯金は、余裕を持って準備しておくことが何より大切です。

第6章:エージェント&語学学校の見積もり例

ワーホリを考える上で、多くの人が悩むのが「エージェントを使うべきか」「語学学校に通うべきか」です。費用対効果とサポートの質をよく理解し、自分にとって最適な選択をしましょう。

ワーホリエージェントとは?

エージェントは、ビザ取得、語学学校の手配、現地サポート(銀行口座・SIMカード・住まいの相談など)を代行してくれるサービスです。エージェントには「無料タイプ」と「有料タイプ」があり、それぞれメリット・デメリットがあります。

  • 無料エージェント:語学学校の紹介で報酬を得ているため、手数料ゼロ。が、提携校以外は紹介できない。
  • 有料エージェント:費用は3〜10万円ほど。より手厚いサポートが期待できる(例:就職サポート、トラブル対応など)。

語学学校の費用例(オーストラリア・シドニー)

  • 入学金:2〜3万円
  • 授業料(4週間):12〜20万円(学校の質やタイムテーブルで異なる)
  • 教材費:1万円前後
  • ホームステイ費(2〜4週間):10〜15万円(食事付き)

合計すると、1ヶ月の語学学校+ホームステイだけで30〜40万円ほどかかるのが一般的です。

実際に使って良かったエージェントの例

私の友人Cさん(29歳女性)は、無料エージェントを通じて語学学校に入学。現地でのサポートも日本語でスムーズに受けられ、トラブル時の対応も丁寧で安心だったとのこと。「初めての海外生活で不安だったけど、何かあったら相談できる環境があったのは本当にありがたかった」と話していました。


第7章:車を購入・維持する場合の費用とは?

都市部に住む予定なら車は不要ですが、地方で働く、または旅をしながら生活したい人にとっては、車の購入が現実的な選択肢になります。特にオーストラリアでは、ファームやローカルの町に行くには公共交通機関が整っていない場所も多く、車があると圧倒的に行動範囲が広がります。

購入費用の目安

  • 中古車本体:20〜50万円(日本車が人気)
  • 名義変更・登録費:1〜3万円
  • 保険(サードパーティー/包括型):月5,000〜1万円
  • 整備・修理費用:年1〜5万円(車の状態による)

注意点と体験談

筆者の知人Dさんは、メルボルンで中古のマツダ車を25万円で購入。購入後2ヶ月でタイヤがパンクし、修理に約3万円かかったそうです。また、帰国時にはなかなか買い手が見つからず、結局ディーラーに買い叩かれる形で売却。

車を買うなら「購入後の維持費」「売却計画」「故障リスク」まで含めてシミュレーションしておきましょう。


第8章:費用の貯め方【リゾートバイト・期間工】

「行きたいけどお金が足りない…」そんな人にとって救世主なのが、リゾートバイトと期間工です。これらは短期間で高収入+支出ゼロに近い環境で働けるため、ワーホリ準備に最適。

リゾートバイト

  • 勤務地:温泉地、スキー場、離島など観光地
  • 月収:20〜25万円
  • 寮費・食費・光熱費無料
  • 接客経験が積める(英語を使う場所もあり)

3ヶ月働けば50万円程度貯めることも可能。筆者の友人は、北海道のスキー場で住み込みバイトをし、寮と食事付きで3ヶ月間の生活費はほぼゼロ。最終的に60万円以上貯金できたとのこと。

期間工(製造業)

  • 勤務地:トヨタ、日産などの自動車工場
  • 月収:30〜35万円+満了金
  • 寮無料、食費補助あり

3ヶ月で100万円以上貯めることも可能。工場勤務が初めてでも研修が充実しており、社会人経験があれば作業も問題なし。


第9章:絶対に知っておくべき注意点

ワーホリは自由度が高い分、自己責任の世界です。特に社会人が渡航する場合、以下のような点に十分注意しておく必要があります。

1. 日本より物価が高い

オーストラリアやカナダの都市部では、家賃が週2〜3万円、外食1食で1,500円を超えることもザラ。現地で働いていても、家賃と生活費でギリギリの生活になる人も。

2. クレジットカードは2枚以上

1枚は紛失・盗難・限度額対策に、もう1枚は海外旅行保険付帯のものにしておくと安心。

3. トラブル対応力を持つ

  • シェアハウス詐欺(デポジット返ってこない)
  • ブラックな職場(時給未払い、法外な家賃)

掲示板や口コミをチェックし、契約前に条件を必ず確認しましょう。

4. 海外保険は必須

クレカ付帯保険で済ませる場合も、長期滞在なら別途加入が安心。現地で医療を受けると数万円〜数十万円請求されるケースも。


第10章:もし仕事が見つからなかったら?備えるべきプランB

「現地で仕事が見つからなかったらどうしよう…」 これは多くのワーホリ希望者が抱える不安です。実際、渡航後すぐに仕事が見つかるとは限りません。

プランBを事前に用意する

  • 3ヶ月分の生活費を持っていく(最低30万円)
  • 現地の求人掲示板(Gumtree、日豪プレスなど)をチェック
  • ワーキングホステルを活用(住居+仕事紹介)
  • 語学学校の求人掲示板を活用(バイト情報多数)

仕事が本当に見つからない場合

  • 一時帰国して再チャレンジ
  • 日本で期間工やリゾバで再度資金を貯めてから再出発
  • フリーランススキル(ライター、デザイン、翻訳)を活かす

ワーホリは“柔軟性”が命です。すべてが予定通りに進むわけではないからこそ、リスクを見越した「備え」があなたの旅を支えてくれます。